最近新人と話してて思ったんですが、周りが残業していると自分も残業した方がいいと思っている節があります。

新人に限らずそう思っている方がどこの現場にも一定数居る気がします。

残業は悪である

まず前提として残業は基本的によろしくない物だということを皆忘れています。

一般的な会社は定時内に終わるようスケジュールを立てて仕事をしなければいけないのです。

それでたまに終わらない時は「残業代出すからちょっと頼むよ」って感じで会社が社員に頼むのです。

周りが残業してるから「じゃあ俺もじゃあ俺も」ってダチョウ倶楽部か何かですか?

スケジュールのスケジュールを立てよう

マスタスケジュールがあって、それ通りにやろうとすると何か割り込みのタスクが入った時に残業が発生してしまうかもしれません。

そういう場合は余裕を持って定時1時間前ぐらいに終わるようマスタスケジュールより若干早めのマイスケジュールを立てましょう。5分前行動の仕事バージョンです。

自分でスケジュールを考えるうちに、何がネックで時間がかかっているのか、それが必要なのか不要なのか、段々時間の使い方が上手くなってきます。

ぼくはタスクを受ける段階で「そもそもこれやる必要があるの?」から考えるようにしています。自分でフィルタをかけることによって、タスクそのものが無くなる事もあります。

無駄な仕事をやめれば無駄に残業することも減らせます。

そもそもスケジュールが破綻している場合

残業前提のスケジュールが組まれてしまう現場もあります。前工程でやるべき作業を無理やり後工程に回したため、ここ数週間でぼくの居る現場は空気が変わってしまいました。

2~3日の努力で改善すればいいですが、往々にして常態化してしてしまいます。何も考えずとにかくやれって言われても、いやそれは無理だろうっていう。

このような場合は思い切って環境を変えるしかありません。現場を移るなり、別の部署に異動するなりしないとこっちがやられてしまいます。

ぼくは今の会社で4つ目のプロジェクトですが、そろそろまた転職しようと思っています。所属自体を変えるのは環境を変えるには一番有効な手段です。

残業の恐ろしさ

人間というのは適応力がある生き物で、残業を繰り返すうちに体が慣れてしまいます。

新人も「普段から残業しておいた方が、いざというときいいかと思って」と言っていましたが、それは全くの誤解です。

日々の残業に慣れて出来るようになっても、それは疲労で感覚が鈍っているだけで間違いなく疲労は蓄積されているのです。

昔いた現場で月400時間以上労働している人が居たのですが、平日残業して休日も出勤していて本人も笑うしかない状態でした。見ていて本当に不憫だったのを覚えています。

ぼくもこの前これはやばいなって体が危険を察知して、いきなり会社を休んだ事があります。

この時はまだ感覚が麻痺する前だったので良かったのですが、もう少し遅れていたら危なかったかもしれません。

心が遊びたがってるんだ

ここまで色々書きましたが、前提としてあまり好きでもない仕事をしている場合の話です。

たぶん、好きでやっていたり面白いからやっているのは、それは仕事ではなく遊びに分類出来ます。

遊びなら文字通り好きなだけやってもいいと思うし、ぼくもそうなりたい側の1人です。

今は仕事が遊びになっていないので速攻で帰って遊びたいんですが、仕事が遊びなら1日中遊んでいられます。

ストレスが無い仕事でもボーっとしているだけならそれは遊びとは言えないですし、時間をお金に変換しているだけです。

どうせなら遊んでお金を貰って暮らしたい。それを実現できている人に、ぼくもなりたいのです。

まずは今の環境から脱却するために残業を限りなくゼロにしていきます。